世界的な競争、評価をめぐる問題、キャリアパスに関する課題など、若手研究者をめぐる研究・知識生産の環境は多くの課題を抱えています。安定的な活動基盤の獲得のために、時にチャレンジングな研究の回避、あるいは評価指標を過度に気にした活動などの弊害が指摘され、知識生産の可能性を損ねていくことが危惧されています。
日本学術会議若手アカデミーでは、2022年6月から7月にかけて「若手研究者をとりまく評価に関する意識調査」(Webアンケート)を実施し、全国の多くの若手研究者から回答を得ました。本シンポジウムでは意識調査の結果を報告するとともに、若手研究者をめぐる評価のあり方について幅広い視点から議論し、知識生産をめぐるより良いエコシステムの形成に向けた論点整理を行います。
イベント概要
開催日時 |
2022/10/6(木)13:00-15:30 |
開催地 |
オンライン開催 |
対象 |
どなたでも参加いただけます |
定員 |
約1000名(事前申込先着順) |
プログラム |
- 13:00-13:20
開会挨拶
- 岩崎 渉(日本学術会議連携会員、若手アカデミー代表、東京大学大学院新領域創成科学研究科先端生命科学専攻教授)
- 趣旨説明
- 小野 悠(日本学術会議連携会員、若手アカデミー幹事、豊橋技術科学大学大学院工学研究科准教授)
- 13:20-13:50 報告
「『若手研究者をとりまく評価に関する意識調査』結果報告」
- 標葉 隆馬(日本学術会議特任連携会員、若手アカデミー会員、大阪大学社会技術共創研究センター准教授)
- 13:50-15:20 パネルディスカッション
- パネリスト:
- 「経営学からみる若手研究者評価」
- 服部 泰宏(神戸大学大学院経営学研究科准教授)
- 「研究環境からみる若手研究者評価」
- 江端 新吾(東京工業大学戦略的経営オフィス教授、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付上席科学技術政策フェロー)
- 「ライフプラン・キャリアパスからみる若手研究者評価」
- 加藤 千尋(日本学術会議連携会員、若手アカデミー会員、弘前大学農学生命科学部准教授)
- 「産官学人材流動からみる若手研究者評価」
- 塚本 直樹(富士フイルム株式会社技術マネージャー)
- 「国際からみる若手研究者評価」
- 新福 洋子(日本学術会議連携会員、若手アカデミー会員、広島大学副学長/広島大学大学院医系科学研究科教授)
小野 悠(日本学術会議連携会員、若手アカデミー幹事、豊橋技術科学大学大学院工学研究科准教授)
標葉 隆馬(日本学術会議特任連携会員、若手アカデミー会員、大阪大学社会技術共創研究センター准教授)
コーディネーター:
- 岸村 顕広(日本学術会議連携会員、若手アカデミー会員、九州大学大学院工学研究院応用化学部門・九州大学分子システム科学センター准教授)
- 近藤 康久(日本学術会議連携会員、若手アカデミー会員、大学共同利用機関法人人間文化研究機構総合地球環境学研究所准教授)
- 15:20 閉会挨拶
- 望月 眞弓(日本学術会議副会長、慶應義塾大学名誉教授)
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申込み |
参加費無料
以下のページのリンク先より参加登録をしてください。
参加登録フォームへのリンク |
問合せ |
小野 悠(豊橋技術科学大学)
E-mail: ono.haruka.ac(a)tut.jp (※(a)を@に変更) |
備考 |
主催:日本学術会議若手アカデミー、若手アカデミー地域活性化に向けた社会連携分科会 |